ギガイアス+昼ルガルガンの岩統一砂戦術

1.はじめに

お久しぶりです、gensenです

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剣盾に冠の雪原解禁まで目前となりました。対戦面では特に過去作に登場した準伝説が解禁され環境の激変が予想されています。そんな中、鎧の孤島で解禁されてからの期間、自分が岩統一で長く使ってきた「ギガイアス+昼ルガルガン」という並びについて紹介しようと思います。岩統一やタイプ統一を触ったことがない人にも運用しやすい並びになっているとおもっているのでぜひ参考にしてみてください。同日にこの構築を最初に考えたふろらんさんの動画が上がります。公開次第URLを貼るのでぜひ見てみてください。→https://youtu.be/r8q9s8QZmHE

 

2.型紹介

※この調整は上位ポケモンが禁止されたシーズンに適応した調整となっています。

ギガイアス

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呑気・砂起こし@脱出パック

ロックブラスト・馬鹿力・ステルスロック・堪える

努力値:H228-A42-B44-C×-D196-S0

実数値:H189-A160-B171-C×-D125-S27

調整意図:意地っ張りウーラオスインファイト耐え&控えめアシレーヌの眼鏡泡沫のアリア耐え&最遅

他技候補:がんせきふうじ、地震

 

先発で砂とステルスロックを撒きながら脱出パックで昼ルガルガンと交換するため、耐久に多く振っている。ここまで振ってもパッチラゴンの先制電撃嘴やウオノラゴンの先制エラ噛みなどは耐えないがこの二匹はそのあとルガルガンのダイフェアリーで倒しに行けるのでワンパンされる状況でも突っ張ることがいい場面も多い。技範囲的に打点のないポケモンが一定数存在するため地震採用は一考の余地あり。

 

・昼ルガルガン

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意地っ張り・砂かき@命の珠

ロックブラスト・じゃれつく・インファイト・雷の牙

努力値:H4-A252-B0-C×-D0-S252

実数値:H151-A183-B85-C×-D85-S164

調整意図:最速ウーラオス抜き

他技候補:アクセルロック、ドリルライナー、サイコファング、炎の牙

 

ギガイアスから繰り出してダイマックス切って殴っていく。基本ASで火力足らないためAに性格補正をかけている。準速で最速ウーラオス抜きなので調整はこれ以上ないと考える。技構成は雷の牙が一番自由度があり、人や環境によって変えていい。ポリゴン2が禁止されているシーズンでは調整してないがダウンロード対策のD4振りも環境次第では必要。技範囲的に炎打点あると便利だがダイマックス時に天候を変えてしまうため注意しなくてはならない。

 

3.運用方法

基本選出:ギガイアス+昼ルガルガン+α

 ルガルガンが刺さっていると感じたらこの選出が安定する。初手ギガイアス出した時、相手の攻撃を2耐えできるときはステルスロックorロックブラストから馬鹿力、2耐えできないと判断したら1ターン目から馬鹿力を打ってルガルガンにつなぐ。ルガルガンを出したら即ダイマックスでAを上げたりフィールドを展開していく。HPの削れたギガイアスは主に相手のダイマックスを堪えるを使って2ターン枯らすことができる。ただ、相手がダイマックスキングドラなどの他天候のダイマックスエースを通そうとしてくるときはギガイアスダイマックスすることも考えないといけない。

 

4.注意点

この並びを使う上で選出段階で警戒すべきポケモンや立ち回りの例をいくつか紹介します

・弱点のつけない高耐久地面タイプ

例:ドサイドンガマゲロゲバンバドロ

ルガルガン自体とても火力のあるポケモンではないので環境に多く耐久力があって一致弱点がつける地面タイプのポケモンは要警戒。ドサイドンは格闘弱点だけど余裕で負けてしまう。

 

・電気が弱点でない高火力鋼タイプ

例:アイアントハッサム

地面タイプの例に同じく弱点の付きづらい鋼タイプも警戒の必要がある。先にAを上げたりエレキフィールドを展開する立ち回りを選出段階から意識しないといけない。

 

・悪戯心によるダイマックスストッパー

例:オーロンゲ、ヤミラミ

ダイマックスしたルガルガンを簡単に止めてくるため、正直ギガイアス+昼ルガルガンの選出をしたくはない。ヤミラミの先制鬼火は先にダイフェアリーを展開しておくと楽に勝てるようになる。

 

・初手ゴーストタイプ

例:ギルガルド、ゲンガー…

初手ギガイアスにゴーストタイプが対面すると、馬鹿力による脱出展開が作れず高火力打点が出せるわけでもなくジリ貧になってしまう。初手で対面したときの引き先や初手に出さないなど選出段階で考える必要がある。

 

5.終わりに

冠の雪原で環境が大幅に変わる前に岩統一について何か書き記しておきたい、という気持ちからこの記事を書きました。少しでも参考になったらうれしいです。冠の雪原も目前ですが、PVで既に多くの岩ポケモンが内定しているのでとても楽しみです。

 

…UB、ウツロイド内定してくれ!!(´;ω;`)

※追記 動画のURLとルガルガンの炎の牙に関する記述を追加

今更ながら自己紹介

どうも、gensenです

このブログをたてたのが8月の終わりなんですが岩ポケモンの型紹介した記事を2つ書いただけで自己紹介をしていないと思ったので書いてみました

 

gensenという名前でTwitterしてます、呼び方書き方は「げんせんさん」とか「げんさん」とか、無理してアルファベットで書かなくても大丈夫です┏○ペコッ

 

ポケモン歴は初めてがポケットモンスターパール

ここからプラチナ→ソウルシルバー→ブラック→ホワイト2→Y→アルファサファイア→ムーン→ウルトラムーン→盾の流れです。ちなみに瞬間最高レートはムーンの1700代なので特別すごいプレイをすることは無いです( ᵕ̩̩ㅅᵕ̩̩ )

好きなポケモンディアンシーウツロイド、特にメガディアンシーは大好きなんではやく剣盾にもディアンシー&メガ進化の実装を待ってます(ORASメガシンカのPVでメガディアンシーが剣を持って戦ってるのかっこよすぎた)

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今岩ポケモンの考察や岩統一で遊んでいる理由は6世代のORASユレイドルというポケモンが気に入ったところからです。ユレイドルについて調べていたところ岩統一及びタイプ統一の存在を知りそこからずっと岩統一で遊んでいます。思ったより岩統一の使い手の方が多いので岩統一の交流の輪をどこかで作れないかな〜とは思ってます()興味がある人はリプなりDMなりで連絡してくれたら動きます

もっともポケモン自体めちゃくちゃ好きなので普通のガチパ使ったり限定ルールに参加したりもしてます(剣盾はあんまりしてない)

ポケモン以外にもスマブラとか色んなゲームやってるのでツイート見たら是非話しかけてください

 

このブログでは岩ポケモンについて自分が思いついた調整・型などを残して他の岩統一使いの人に参考にしてもらったりして欲しいです。これからマイペースに更新するんで更新した時はぜひ見てみてね!

岩統一単体考察~HBカジリガメ~

1.初めに

第八世代の新しいポケモンの一種に通称「化石キメラ」が存在する。彼らは奇抜な見た目のほかに「先制時威力2倍の物理技」のエラ噛み、電撃嘴という専用技を持っている。その中でも特に、頑丈顎という特性を組み合わせて上からエラ噛みを打つだけで岩統一を破壊するウオノラゴンというポケモンがいる。スカーフを持たせてステロを撒けば頑丈を貫通して抜群ならいざ知らず等倍のポケモンですら破壊することができる八世代を代表する高火力ポケモン

 

そんなウオノラゴンの先制エラ噛みに可能な限り汎用性高く反撃したい、そんな考えから今回取り上げるのはカジリガメである。

2.ステータス

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カジリガメ:水・岩/頑丈顎・シェルアーマー・すいすい

種族値:90-115-90-48-68-74

ポケモンホームの統計から、カジリガメは一般的に特性すいすいを生かした雨エース運用が多いことがわかる。

しかし、今回は90-90とまあまあ高いHBと水・岩の耐性、特性シェルアーマーの三点を生かした型を紹介する。

3.型紹介

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図太いカジリガメ(シェルアーマー)@オボンの実

努力値H244-A0-B244-C12-D10-S0

実数値H196-A×-B155-C70-D89-S94

技 鉄壁・カウンター・熱湯・眠る

役割対象 ★ウオノラゴン、その他中火力物理ポケモン

 

ステルスロック+ウオノラゴンの先制エラ噛みを耐えるようにHBを調整して、襷や頑丈を用いずにカウンターで対面からウオノラゴンを処理することができる。等倍の技であれば対面から鉄壁を積むことができ、裏次第では簡単に積ませることができる。また、特性シェルアーマーによって、急所による突破を不可能にしている。眠るはカジリガメ族唯一の回復技。

 

ダメ計

vsウオノラゴン(意地っ張りAS、頑丈顎)

 ウオノラゴン攻撃側:

先制エラ噛み 73.4~87.2%(144~171) ※火力指数 59670

カジリガメ攻撃側:

エラ噛みのカウンター 174.5~207.3%(288~342)

 

vsミミッキュ(意地っ張りAS、命の珠持ち)

ミミッキュ攻撃側:

じゃれつく 33.6~40.3%(66~79)

ドレインパンチ 38.2~46.4%(75~91)

カジリガメ攻撃側:

熱湯 19.2~23.8%(25~31)

 

ほかの候補技

・滝登り/アクアブレイク:CよりAが高いカジリガメは物理水技のほうが打点が高い。しかし、今回は熱湯の追加効果である3割やけどを採用理由としている。Aにほとんど降らない物理水技より、鉄壁を積んだり寝ている間に定数ダメを稼げる熱湯を優先している。

・ボディプレス:熱湯と入れ替えてより攻撃的にすることができる。しかし、ドラパルトミミッキュを代表とするゴーストに全く打点がなくなり、選出のしやすさに大きな影響があるため不採用。

・寝言:眠っている間の攻撃手段として。ただ、前提としてウオノラゴンの対策としてのカウンターを抜けない以上、鉄壁・熱湯・その他候補技と兼ね合いで不採用。

・くらいつく:この技を食らったポケモンと打ったカジリガメ自身の両方が交代できなくなるカジリガメの専用技。今回はウオノラゴンがメインの対策であるため採用していないが、耐久型をロックして鉄壁を積む型では採用できる。

4.終わりに

 襷や頑丈を用いないHBカジリガメ、どうですか?岩統一にとって、ウオノラゴンは簡単には勝てない強ポケですが、様々な策を講じて勝ちたいと思う。

岩統一単体考察~HBトロッゴン~

1.初めに

 剣盾に鎧の孤島が追加されてシングルバトル環境に様々な変化があった。100種ほどの既存ポケモン・ウーラオス・巨大御三家の追加、完全新規教え技、御三家の夢特性解禁。その中でも、グラスメイカーゴリランダーのグラススライダーは岩統一界隈に大きな衝撃を与えた。疾風の翼ファイアローを彷彿とさせるその暴れっぷりに岩統一は恐れおののいていた。

 

そんな中、ゴリランダーに対抗すべく白羽の矢が立ったポケモンがいる。それが今回取り上げるトロッゴンである。

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2.ステータス

トロッゴン:岩・炎/蒸気機関・炎の体・貰い火

 

トロッゴンの種族値がこちら

80-60-90(145)-60-70(115)-50 計410(510) ※()内は無補正無振り進化の輝石適応換算

 一方、セキタンザンの種族値はこちら

110-80-120-80-90-30 計510

これを比較したとき、トロッゴンが勝っているのは①進化の輝石込みの総合耐久②素早さ、この2点を生かしたい

ただし、セキタンザンが覚えてもトロッゴンが覚えない技に注意

※タールショット、メガトンパンチ、メガトンキック、炎のパンチ、破壊光線、ギガインパクトソーラービーム、地ならし、のしかかり、地震、大地の力 (多いな、)

3.型紹介

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図太いトロッゴン(炎の体)@進化の輝石

努力値 H240-A×-B252-C0-D4-S12

実数値 H185-A×-B156-C80-D91-S72

技 火炎放射・アイアンヘッド・鬼火・リフレクター

役割対象 ★ゴリランダー、ミミッキュナットレイ、アーマーガア、ハッサムトゲキッス

 

とにかくHBに振ってゴリランダーに後投げ、そこからゴリランダー+αに鬼火やリフレクをばら撒き詰ませに行く物理受け型。積み技や弱点保険を持たせたエースがやけど状態のポケモンを起点にする流れがベスト。ちなみに、十万馬力ゴリランダーには鬼火やリフレクがあらかじめ撒けていないと普通に負けます。Sは同じく50族のマリルリカバルドン意識で12振り。

火炎放射はタイプ一致打点、アイアンヘッドは対ミミッキュでダイスチル用でもある。

 

ダメ計

vsゴリランダー(意地っ張りHA、鉢巻き持ち、グラスフィールド下)

ゴリランダー攻撃側:

グラススライダー 34.5~41.0%(64~76)

ドラムアタック 39.4~47.0%(73~87)

キョダイコランダ 52.4~62.1%(97~115)

十万馬力 97.2~114.5%(180~212)

トロッゴン攻撃側:

火炎放射 44.4~53.1%(92~110)

 

vsミミッキュ(意地っ張りAS、珠持ち)

ミミッキュ攻撃側:

シャドークロー 18.9~23.2%(35~43)

ドレインパンチ 28.1~33.5%(52~62)

ダイホロウ 32.4~38.9%(60~72)

トロッゴン攻撃側:

アイアンヘッド 19.2~23.0%(50~60)

ダイスチル 30.0~36.1%(78~94)

 

vsナットレイ(呑気HB)

ナットレイ攻撃側:

ボディプレス 29.1~34.5%(54~64)

トロッゴン攻撃側:

火炎放射 68.5~81.7%(124~148)

 

参考:vsエースバーン(陽気AS、珠持ち、リベロ)

エースバーン攻撃側:

飛び膝蹴り 75.6~89.7%(140~166)

ダイナックル 56.2~67.5%(104~125)

トロッゴン攻撃側:(エースバーン格闘計算)

火炎放射 27.7~33.5%(43~52)

 

その他(トロッゴンに対するダメージ計算)

A補正252振り力持ちマリルリアクアジェット 47.5~58.3%(88~108)

無補正無振り火傷カバルドン地震 35.6~42.1%(66~78)

 

ほかの候補技 

・熱湯/熱砂の大地:3割やけど組。鬼火を抜いて炎の体と合わせてやけどを狙う。ただ、確率はしょせん確立であることと、熱湯は技範囲がかみ合わない、熱砂の大地は裏から出てくるギャラドスを焼けずトゲキッスにダイアースを打てないので採用を見送っている。

・鉄壁/ボディプレス:リフレクアイへを変えることで攻撃性能を上げることができる。ただ、ミミッキュに対して弱くなること、ボディプレスは進化の輝石補正を計算しないのでHBセキタンザンの方が強いので今回は採用していない。

ステルスロック:撒ければ強いが、技スぺが足りない。ステロに1枠取られていると役割遂行に支障が出ることの方が多くなってしまう。起点づくり特化なら候補。

・眠る/寝言:セキタンザン族唯一の回復技。カゴの実を持たせられない以上、寝言も自然と採用することになるが残り二枠でゴリランダーミミッキュの二匹を見ることはできない。

・守る:鬼火の定数ダメ稼ぎ&エースバーンの膝を割れるので割と強いが枠の関係で今回は不採用。

4.終わりに

 ゴリランダーやミミッキュに後投げからでも勝てる可能性のあるトロッゴン、どうですか?岩統一に限らずランクマでゴリランダーやミミッキュに困っている人はぜひ一度育成してみてください。

え?来シーズンからゴリランダーもミミッキュトゲキッスもランクマにいないんですか?